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クナップフラウとベストヴォヤージュ 強敵Frankel産駒イッツパーフェクトに挑む

クナップフラウ基本情報

募集総額(円) 16,000,000 生年月日 2015/02/16
一口あたり(円) 40,000 体高(cm) 154.5
 ルーラーシップ 胸囲(cm) 171.5
 ディミータ 管囲(cm) 19.8
母父  ダンスインザダーク 馬体重(kg) 423
性別  牝 測尺2016/08/25時点
生産者  追分ファーム
調教師  野中賢二
活躍兄姉  なし
備考

本馬は3番仔。上は2頭とも未勝利で引退。

母ディミータはダンスインザダークとStorm Catを持ち日本競馬でお馴染みの血をズラリと並べた馬。

父ルーラーシップはキングカメハメハとエアグルーヴの間に産まれた仔で、こちらも日本競馬でお馴染みのトニービン、ノーザンテーストといった名前が見られる。

本馬はRaise a Native5×6からのNative Dancer6*8*8*7×7*7*7*7およびNorthern Dancer6*6*5×5*5で全体をまとめている。

ノーザンテースト、Nijinsky、Storm Birdの相性の良さと米系が生かされているのが長所。またNasrullahのスピードを上手く取り込めているのも加点事由。

牝馬にしては重厚な配合で、初戦で芝を使っているがダートに適性があるかもしれない。先行して粘り込むスタイルが合う。


ベストヴォヤージュ基本情報

募集総額(円) 18,000,000 生年月日 2015/01/25
一口あたり(円) 45,000 体高(cm) 154.0
 クロフネ 胸囲(cm) 184.5
 シーズンズベスト 管囲(cm) 19.5
母父  ゼンノロブロイ 馬体重(kg) 449
性別  牝 測尺2016/08/25時点
生産者  ノーザンファーム
調教師  鹿戸雄一
活躍兄姉  なし
備考

本馬はシーズンズベストの2番仔。初仔は1つ上のベストプレディクト(父ハービンジャー)で本日時点で3戦0勝(初戦4着)。

母シーズンズベストは14戦して掲示板を外したのは1回だけという堅実派で最高位は1000万特別の4着。オールドファンには懐かしいザイーテンの血を持つ。

父クロフネは芝ダート問わず活躍した名馬で、産駒はダート馬が多い。

本馬はNorthern Dancer系列ぐるみクロスとHail to ReasonおよびNasrullahで全体をまとめたお馴染みの配合。パッと見た感じではクロフネ産駒によくある形態で、ダートを主戦場とする可能性が高い。

差しよりも底力を生かす先行粘り込みが合う。


レースの感想

新馬戦が始まって2か月しか経っていないのに早くも同部屋対決となりました。しかも両馬ともダートが合いそうなのに芝1,400mに出走という二重の驚きです。

このレースには2017年牝馬クラシック路線を盛り上げたソウルスターリングと同じ父Frankelを持つイッツパーフェクトが出走。単勝1.8倍の圧倒的な支持を集めました。ロードで募集されるかもしれなかったイッツパーフェクトは、ケイアイファームオーナー親族の中村祐子氏が所有する事になり、色々な意味で注目を集める一戦でした。

ゲートが開くとキャロットの2頭が出遅れて最後方を追走。前から大きく離される完全な負けパターンとなってしまいました。最後の直線ではクナップフラウが意地を見せて脚を伸ばし3着に食い込みましたがベストヴォヤージュは勝ち馬から8.4秒離された最下位でした。敗因は芝適性の差であると思います。条件が変われば一変するでしょう。

注目のイッツパーフェクトは最後に大失速して10頭中9着の惨敗。単勝を買った人はがっくり、ロード会員は少し留飲を下げた結果となりました。

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レーツェル 重厚ドイツ血統が2歳夏の福島メイクデビュー勝ち。。

レーツェル基本情報

募集総額(円) 12,000,000 生年月日 2015/02/24
一口あたり(円) 30,000 体高(cm) 157.5
 マンハッタンカフェ 胸囲(cm) 186.0
 ミスティーク二世 管囲(cm) 19.4
母父  Monsun 馬体重(kg) 457
性別  牝 測尺2016/08/25時点
生産者  ノーザンファーム
調教師  伊藤大士
活躍兄姉  ウィットウォーター
備考

本馬はミスティーク2世の2番仔。初仔は1つ上のテミスト(父ハーツクライ)で本日時点で1戦0勝(初戦15着)。

母ミスティーク2世は父Monsunというドイツ系の馬で母の父がSadler’s Wellsという本格派のヨーロッパ血統。

父マンハッタンカフェは現役時代に菊花賞、有馬記念、天皇賞春に優勝。全6勝のうち5勝が2500m以上の距離というスタミナ自慢の馬だった。血統的な特徴として、現在でも珍しいドイツ系の血を持っている事が挙げられる。

AlmahmoudとHail to Reasonを使ってHyperion、Blandford~SwynfordさらにはMagnatのスタミナをまとめている。スピードはAlmahmoud自身のスピードとBold Rulerから。

以上のような父母から生まれた本馬は普通ならば埋もれるドイツ系の血がきっちりと生きたスタミナ優位の血統の馬と考えられる。


レースの感想

そのような血統背景を持つので2歳の夏に勝ちあがるのは難しいと思っていました。

スタートして押し出される格好でハナに立ち、勝負どころでは後続に詰め寄られそうになりましたが、直線半ばで振り切ると後は危なげなくゴール板を通過。見事新馬勝ちを収めました。

晩成血統なので勝ち上がりは3歳夏の北海道シリーズになるかと思っていましたが、まさかの2歳夏の勝ち上がり。出資者は余裕を持って本馬の成長を待つことができるでしょう。

キャロットクラブの募集カタログには、脚が曲がっているので安くしたようなコメントが書かれていて、値付けの正確さに定評のあるノーザンファームがそういうのだからきっとレーツェルもそういう馬なのだろうと想像していました。しかし実際は新馬勝ち。しかもこの先も期待できそうな勝ちっぷりで、クラシックまで夢を抱かせてくれそうな感じです。

脚に不安を抱えていても走る好事例です。こういった馬を見極めて出資できる目を養いたいものですね。キャロットクラブ2017年度の募集はもうすぐです。