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本馬場入場 スターズインヘヴン

スターズインヘヴン 未勝利戦

2014年産最後の新馬戦を2着に好走。熱発明け緒戦の未勝利は6着で2走目が3.7秒差13着の大敗。失意の放牧となったが軽く休んだだけですぐに戦線復帰するという嬉しい誤算。馬の体調を鑑みこの日が良いと田村調教師が判断し、福島の牝馬限定戦に出走することとなった。

本当はみっちり攻めを重ねたかったが、食が細くなり体重が減ってしまったため出走に踏み切ったそうで、かなり消極的な理由による出走だ。あまり期待しちゃいけないからそこんとこよろしく、という田村師の言外の声が聞こえてきそう。会員数の多いクラブだと調教師の気苦労も多そうである。

競馬新聞 スターズインヘヴン01

さてこの未勝利戦は牝馬限定の福島ダート1700mで出走は15頭。力の抜けた馬はおらずどの馬が勝っても不思議の無いメンバー構成だ。ありがたいことにスターズインヘヴンは専門誌からそこそこ印を集めていた。専門誌の調教欄に悪い事は書いていないから状態は良さそうだ。因みに公式ホームページでは一言も触れていなかったが、このレースからブリンカーを付ける事になったのには驚いた。

競馬新聞 スターズインヘヴン

競馬新聞 田村師コメント

公式ホームページと言っている事は概ね一致しているが、微妙にニュアンスが違う所があるので面白い。

スターズインヘヴン パドック

さて当日、馬体重が発表されて今日の敗戦を確信した。マイナス12kg。生き物相手の勝負の難しさを痛感する。この日の福島はとても暑く、まずは無事に完走してくださいと心の中でお願いをする。

本馬場入場 スターズインヘヴン

カンカン照り。東北地方という言葉の響きから想像できない蒸し暑さだ。

未勝利戦01 スターズインヘヴン

レースは好スタートを切ったが出足が付かず進路を塞がれて中団待機策に。キックバックを受けて頭を上げる場面が何度か見られたが吉田豊騎手が何とかなだめて馬群に食らいつく。

未勝利戦02 スターズインヘヴン

未勝利戦03 スターズインヘヴン

4コーナーで前を行く馬が外へ膨れたところを吉田豊騎手が上手い事インを突き逆転勝利に望みを繋ぐが先行馬がしぶとく粘ったため差し切れず。勝ち馬から1.1秒離された6着に終わった。

最後の直線では真っ直ぐ走っていたし、吉田豊騎手の奮闘が随所で見られたので人馬共頑張ったのは十分伝わった。スターズインヘヴンの体調が普通であればもっとやれると思う。

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クナップフラウとベストヴォヤージュ 強敵Frankel産駒イッツパーフェクトに挑む

クナップフラウ基本情報

募集総額(円) 16,000,000 生年月日 2015/02/16
一口あたり(円) 40,000 体高(cm) 154.5
 ルーラーシップ 胸囲(cm) 171.5
 ディミータ 管囲(cm) 19.8
母父  ダンスインザダーク 馬体重(kg) 423
性別  牝 測尺2016/08/25時点
生産者  追分ファーム
調教師  野中賢二
活躍兄姉  なし
備考

本馬は3番仔。上は2頭とも未勝利で引退。

母ディミータはダンスインザダークとStorm Catを持ち日本競馬でお馴染みの血をズラリと並べた馬。

父ルーラーシップはキングカメハメハとエアグルーヴの間に産まれた仔で、こちらも日本競馬でお馴染みのトニービン、ノーザンテーストといった名前が見られる。

本馬はRaise a Native5×6からのNative Dancer6*8*8*7×7*7*7*7およびNorthern Dancer6*6*5×5*5で全体をまとめている。

ノーザンテースト、Nijinsky、Storm Birdの相性の良さと米系が生かされているのが長所。またNasrullahのスピードを上手く取り込めているのも加点事由。

牝馬にしては重厚な配合で、初戦で芝を使っているがダートに適性があるかもしれない。先行して粘り込むスタイルが合う。


ベストヴォヤージュ基本情報

募集総額(円) 18,000,000 生年月日 2015/01/25
一口あたり(円) 45,000 体高(cm) 154.0
 クロフネ 胸囲(cm) 184.5
 シーズンズベスト 管囲(cm) 19.5
母父  ゼンノロブロイ 馬体重(kg) 449
性別  牝 測尺2016/08/25時点
生産者  ノーザンファーム
調教師  鹿戸雄一
活躍兄姉  なし
備考

本馬はシーズンズベストの2番仔。初仔は1つ上のベストプレディクト(父ハービンジャー)で本日時点で3戦0勝(初戦4着)。

母シーズンズベストは14戦して掲示板を外したのは1回だけという堅実派で最高位は1000万特別の4着。オールドファンには懐かしいザイーテンの血を持つ。

父クロフネは芝ダート問わず活躍した名馬で、産駒はダート馬が多い。

本馬はNorthern Dancer系列ぐるみクロスとHail to ReasonおよびNasrullahで全体をまとめたお馴染みの配合。パッと見た感じではクロフネ産駒によくある形態で、ダートを主戦場とする可能性が高い。

差しよりも底力を生かす先行粘り込みが合う。


レースの感想

新馬戦が始まって2か月しか経っていないのに早くも同部屋対決となりました。しかも両馬ともダートが合いそうなのに芝1,400mに出走という二重の驚きです。

このレースには2017年牝馬クラシック路線を盛り上げたソウルスターリングと同じ父Frankelを持つイッツパーフェクトが出走。単勝1.8倍の圧倒的な支持を集めました。ロードで募集されるかもしれなかったイッツパーフェクトは、ケイアイファームオーナー親族の中村祐子氏が所有する事になり、色々な意味で注目を集める一戦でした。

ゲートが開くとキャロットの2頭が出遅れて最後方を追走。前から大きく離される完全な負けパターンとなってしまいました。最後の直線ではクナップフラウが意地を見せて脚を伸ばし3着に食い込みましたがベストヴォヤージュは勝ち馬から8.4秒離された最下位でした。敗因は芝適性の差であると思います。条件が変われば一変するでしょう。

注目のイッツパーフェクトは最後に大失速して10頭中9着の惨敗。単勝を買った人はがっくり、ロード会員は少し留飲を下げた結果となりました。

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レーツェル 重厚ドイツ血統が2歳夏の福島メイクデビュー勝ち。。

レーツェル基本情報

募集総額(円) 12,000,000 生年月日 2015/02/24
一口あたり(円) 30,000 体高(cm) 157.5
 マンハッタンカフェ 胸囲(cm) 186.0
 ミスティーク二世 管囲(cm) 19.4
母父  Monsun 馬体重(kg) 457
性別  牝 測尺2016/08/25時点
生産者  ノーザンファーム
調教師  伊藤大士
活躍兄姉  ウィットウォーター
備考

本馬はミスティーク2世の2番仔。初仔は1つ上のテミスト(父ハーツクライ)で本日時点で1戦0勝(初戦15着)。

母ミスティーク2世は父Monsunというドイツ系の馬で母の父がSadler’s Wellsという本格派のヨーロッパ血統。

父マンハッタンカフェは現役時代に菊花賞、有馬記念、天皇賞春に優勝。全6勝のうち5勝が2500m以上の距離というスタミナ自慢の馬だった。血統的な特徴として、現在でも珍しいドイツ系の血を持っている事が挙げられる。

AlmahmoudとHail to Reasonを使ってHyperion、Blandford~SwynfordさらにはMagnatのスタミナをまとめている。スピードはAlmahmoud自身のスピードとBold Rulerから。

以上のような父母から生まれた本馬は普通ならば埋もれるドイツ系の血がきっちりと生きたスタミナ優位の血統の馬と考えられる。


レースの感想

そのような血統背景を持つので2歳の夏に勝ちあがるのは難しいと思っていました。

スタートして押し出される格好でハナに立ち、勝負どころでは後続に詰め寄られそうになりましたが、直線半ばで振り切ると後は危なげなくゴール板を通過。見事新馬勝ちを収めました。

晩成血統なので勝ち上がりは3歳夏の北海道シリーズになるかと思っていましたが、まさかの2歳夏の勝ち上がり。出資者は余裕を持って本馬の成長を待つことができるでしょう。

キャロットクラブの募集カタログには、脚が曲がっているので安くしたようなコメントが書かれていて、値付けの正確さに定評のあるノーザンファームがそういうのだからきっとレーツェルもそういう馬なのだろうと想像していました。しかし実際は新馬勝ち。しかもこの先も期待できそうな勝ちっぷりで、クラシックまで夢を抱かせてくれそうな感じです。

脚に不安を抱えていても走る好事例です。こういった馬を見極めて出資できる目を養いたいものですね。キャロットクラブ2017年度の募集はもうすぐです。

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バイオレントブロー 2戦目であっさり勝ち上がり。

バイオレントブロー基本情報

募集総額(円) 20,000,000 生年月日 2015/04/15
一口あたり(円) 50,000 体高(cm) 155.0
 バゴ 胸囲(cm) 174.5
 バイオレントハート 管囲(cm) 20.3
母父  ダンスインザダーク 馬体重(kg) 450
性別  牡 測尺2016/08/25時点
生産者  上水牧場
調教師  佐々木晶三
活躍兄姉  ウィットウォーター
備考

半姉(父ヨハネスブルグ)ウィットウォーターは1000万円特別勝ち含む通算4勝を挙げた牝馬。Nijinsky6×4、Northern Dancer5*7×5*4系列ぐるみクロスを主導にMenowのスピードを加えたスピードタイプの馬でした。ウィットウォーターはNearctic6*8×6*5*5とRaise a Native5×6も前面クロスで存在して牝馬にしては余計なクロスが多くこってりした血統と思いましたが、関西の短距離戦で芝ダート問わず活躍しました。クロスがくどい牝馬でもスピードレースで勝負になるのだと学ばせてもらった馬です。

そしてバイオレントブローは厩舎が高橋康之調教師から佐々木晶三調教師へ変わり、父はヨハネスブルグからバゴに変わりました。

バイオレントブローはHaloとNorthern Dancerクロスがたすき掛けの形になっているのが気になります。またNearcticもクロスしているのでNearcoの影響が強く出るタイプと予想しています。

阪神芝マイル戦で上り34.3秒、メンバー中2番目の末脚を使って勝ち上がっているのでAlmahmoudのスピードもしっかり生きている可能性があります。この時期は完成度が結構モノをいうので経験豊富な佐々木晶三調教師の見事な仕上げで、夏シーズンにもう1つ勝てそうな気がしますがどうでしょうか。

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ミーティアトレイル。美しいフォームで走り上々の4着。

ミーティアトレイル基本情報

 募集総額 26,000,000
 一口あたり 65,000
 父 ネオユニヴァース
 母 ラフィントレイル
 母父 エルコンドルパサー
 性別
 生産者 ノーザンファーム
 調教師 栗東・池添学
 活躍兄姉 ブレイズアトレイル、ジャイアントリープ

ミーティアトレイルはAlmahmoud5×7*6を主導にDonatelloとHyperionのスタミナを加えた配合です。Nearco~Phalarisの血が7~9代目の位置で全体に広がり当馬の血統を支えているのでHaloかNorthern Dancerが前面でクロスする形が良いのですが、当馬は主導と土台の食い違っていて、この辺りが当馬の能力に影響を与えているかもしれません。

芝ダート適正については、Hyperionの主張が強いので芝中距離に適性があると考えられます。その他気になるのはBMSエルコンドルパサーの部分だけ世代が新しくなっていて全体のバランスが崩れているのがどう影響するかですが、この辺りは実際の走りを見てみないと分からないところです。

さて実戦ですが、ミーティアトレイルは実に美しいフォームで駆けていました。折り合いや制御の不安を全く感じさせない素晴らしい道中だったと思います。最後は完成度の差で負けたように思いますが、勝ち馬から0.4秒差なので馬が成長すれば未勝利脱出は大丈夫でしょう。

 

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ヴァイザー新馬勝ち。ノヴェリスト産駒勝ち上がり第1号。

ヴァイザー基本情報

 募集総額 24,000,000
 一口あたり 60,000
 父 ノヴェリスト
 母 ヴァイスハイト
 母父 アドマイヤベガ
 性別
 生産者 ノーザンファーム
 調教師 栗東・高橋亮
 活躍兄姉 なし

今週から2015年生まれのサラブレッドの新馬戦が始まりました。阪神開幕週に組まれた芝1,400m新馬戦をキャロットファームのノヴェリスト産駒ヴァイザーが快勝しました。

レースは前半3ハロン33.7秒というハイペースになり、ヴァイザーは外目の4番手を追走。息を入れづらい厳しい展開ながら最後まで脚を使い、2着タガノスカイハイに半馬身差をつけて優勝しました。

ヴァイザーの母ヴァイスハイトはまだオープン勝ち馬を輩出していませんが、その母ソニンクは2005年ノットアローン、2006年ランフォルセ、2008年ノーザンリバーを生みました。またソニンクの初仔アコースティクスは2009年日本ダービー馬ロジユニヴァースの母です。ヴァイザーはソニンクを起点とする一流のブラックタイプを持っています。

この牝系の血統的特徴はCoup de Folieを持っている事でしょう。Coup de FolieはHaloとNatalmaの両方を持っているのでNorthern Dancer系ととても相性が良いです。またソニンクの牝系を遡ればBlandford系の血が豊富に流れていてスピードを支えるスタミナの補強もしっかりできる所も長所です。

ヴァイザーの父ノヴェリストはドイツ系の特殊な血を主体としていて、クロスの手掛かりとなるのはNijinsky内Northern DancerとMonsunが持つBlandford系の血となります。普通の繁殖牝馬ではNorthern DancerとBlandfordを強調した仔が生まれるので芝のスピードレースで苦しむ懸念がありますが、母ヴァイスハイトはHaloを2つもっているので、ヴァイザーにスピードを伝えることができたのだと思います。

思った以上に早く勝ち上がったのは喜ばしい事ですが、ここからしばらく2歳オープンは6ハロン戦が中心となるので、ヴァイザーに合うレースがありません。次走にどこを選ぶのか興味深いですし、もし6ハロン戦を選んだ場合、そこでどれくらいのスピードを示すのかもまた楽しみです。

 

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スターズインヘヴン 未勝利戦

2014年産最後の新馬戦を2着で走った後、中3週を開けて中山ダート1,800m牝馬限定未勝利戦を狙う予定だった。

しかし熱発により枠順確定前に出走を取消。2週間後の東京未勝利戦に出走する事になった。

今回は東京ダート1,600m。左回りになり距離は1ハロン短縮される。スターズインヘヴンの好走条件を探るには良い経験となりそうなレースだ。

スターズインヘヴン 東京競馬場 パドック

当日の馬体重は前走と変わらぬ460kgで周回する姿から熱発のダメージは全く感じられない。

単勝オッズは12.2倍の5番人気。キャロット出資者の応援馬券で下馬評以上に買われているだろうから、馬券ファンはこの馬の勝利を期待していないのが分かる。

スターズインヘヴン パドック 吉田豊騎手

熱発明けの馬が勝つのは下級条件戦でも滅多に見ないから妥当な評価だと思う。

スターズインヘヴンにとってこのレースはベテラン吉田豊騎手から競馬を教わる場になるだろう。多くのものを吸収して次につなげて欲しい。

東京 未勝利 三連単

とはいえ熱発明けの馬が1着になれば連単系の払い戻しは凄いことになるだろう。

スターズインヘヴンが勝つ前提に立ち、このレースの有力馬を絡めて三連単馬券を購入。

スターズインヘヴン 未勝利 スタート

雨雲が見当たらない快晴の東京競馬場の1レース。当たる可能性の低い馬券を買っているとはいえ、大型ビジョンを眺める目に力が入る。

スタートしましたっ!

スターズインヘヴンはスタートダッシュが上手くいかない。芝の上で上手に走っていないように見える。

初戦とは違い中団より後方でレースを進める。全レース先行できる馬なんか一握り。この経験は将来必ず生きるはずだ。

先行集団から取り残される格好のまま最後の直線へ。手応えが抜群とはいえない状況だが頑張って欲しい。

スターズインヘヴン 未勝利 直線

白い砂埃が舞う最後の直線。前を行く馬が乾いた馬場を嫌がってくれたら・・・。

スターズインヘヴンは上り3ハロンを38.3秒で走った。

スターズインヘヴン ダート1,600m ゴール前

バテテはいないが鋭い伸びがない。

結局逃げた3番人気06番プロディジャスが上り3Fを38.1秒でまとめて快勝。以下2着08番マースチェル(4番人気)3着07番フラワーズブルーム(2番人気)の順で確定。1番人気田辺裕信騎手騎乗の12番メイスンブルームは失速し10着に敗れた。

スターズインヘヴンは勝ち馬から1.0秒離された6着でゴールイン。熱発明けでスタートで後手を踏んだ割には健闘したと思う。

レース後の吉田豊騎手は丁寧にスターズインヘヴンの課題を挙げてくれた。親身になってくれてとても嬉しい。以下要約。

「砂を被ってはじめは戸惑った。切れよりしぶとさを活かすタイプ。馬体はまだ良くなる。ハミの取り方に偏りがある。気性も成長の余地がある。」

要は成長途上。使いつつ良くなるタイプとも話されていたので、ここから夏にかけて上積みがありそうだ。

問題は今後も吉田豊騎手が乗ってくれるかどうか。

ここまで丁寧に馬を指導してくれる騎手は東西見ても少ないので、乗り替わりは高確率でマイナスに働くと思う。

吉田豊騎手の乗りやすいタイミングで出走して勝ち上がって欲しいと思う。

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スターズインヘヴン 新馬戦

スターズインヘヴン基本情報

募集総額(円) 16,000,000
一口あたり(円) 40,000
 ワークフォース
 ハンドレッドスコア
母父  ホワイトマズル
性別  牝
生産者  社台コーポレーション白老ファーム
調教師  田村康仁
活躍兄姉  センチュリオン
備考

スターズインヘヴンは1歳時に重度の捻挫をしてしまい育成が大幅に遅れてしまった。またワークフォース産駒の不振もあり、2015年度募集馬84頭のうち最後まで満口にならなかった2頭のうちの1頭となる。なおもう1頭はワークフォース産駒のアストロノート(栗東・渡辺薫厩舎)であった。

父ワークフォースは日本で早期から走るのに必要な血を持っていないため、産駒の2,3歳戦の苦戦は当然といえる。

母ハンドレッドスコアはパーフェクトスコア(父ブライアンズタイム)、マルクプレンヌ(父シンボリクリスエス)、センチュリオン(父キングカメハメハ)と、初年度産駒から続けて新馬勝ち馬を輩出した優れた繁殖牝馬である。

管理する田村康仁調教師は半兄センチュリオンを管理していてハンドレッドスコアの子どもの育ち方に対する理解があり、スターズインヘヴンをこの馬の成長に合わせてじっくり育てる方針を打ち出していた。

だから2歳時点で大幅に出遅れていてもデビューの目途さえ立てば何とかなる馬だと思っていた。

スターズインヘヴン

スターズインヘヴンは2歳暮れにゲート試験を受けるために田村厩舎へ入厩。体が出来上がってから入厩して1から始めていては未勝利戦が終わってしまうかもしれないので、先にゲート試験だけでも合格させておこうという田村師の判断による。

無事ゲート試験は合格。リリーバレー追分ファームへ戻り、トレセンの調教に耐えられる体を作っていく。

リリーバレー追分ファームでジックリと、こだわりのスープを煮込むように体を作られて2月に再び入厩。

2歳時のコメントからは想像つかない順調さで一気に出走までこぎつける。デビュー戦は3月19日中山競馬場ダート1,800mとなった。

スターズインヘヴン002

当日は460kgの馬体重。追分では一時500kg超を記録していたので随分絞られた印象を受けた。

シュッとした、走りそうな馬のシルエットで、芝でもやれそうな雰囲気を持っているが、まずは新馬戦の通過を最優先で。

スターズインヘヴン 002

道中は2番手を追走する。位置取りは良かったが終始吉田豊騎手が手を焼いているように見えた。

直線向いてもスターズインヘヴンの脚色は良かったが、勝ったナスノカンザンの手応えが違っていた。

スターズインヘヴンは後続の追撃を凌いで2着を確保まで。

レース後の吉田豊騎手のコメントでは、馬がレースを分かっていないのでまずはそこから、といった主旨のコメントをする。

陣営は、課題を探りながら解決し、勝ち上がりを目指していくような方針に見えるので、優勝はもう少し先になりそう。

相手関係が楽になった時が勝負か。