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メイクデビュー

エイムアンドエンド新馬戦&フラットレーアイビーS

今年の東京の10月が雨が延々と降り続き、競馬開催日もあいにくの天気となっている。

10月21日にエイムアンドエンドが待望のデビュー戦を迎えた。緩さはあるが十分に乗り込んでいると陣営からコメントされている。

この新馬戦ではオブセッションが単勝1.9倍の1番人気、ラムセスバローズが同4.6倍の2番人気、メイケイゴールドが同5.4倍の3番人気、以下10倍以上のオッズとなっていて3強ムードだ。

エイムアンドエンドは18.5倍の6番人気。競馬は何が起こるか分からないし、エイムの状態は良さそうなので楽しみはありそうだ。

エイムアンドエンド02

オブセッションはパドックで馬っ気を出しており、ラムセスバローズは再三立ち上がり落ち着きがない。何か一波乱ありそうだと思った。

レースは、上位人気2頭は後方に位置して前半ラップは1.06.4の超スローペースになる。馬場状態は重。これはエイムにチャンスが巡ってくるか。

直線、エイムは掻き込むフォームで目の前を通過。実に力強い走りでこれは有望と思った。しかし上位人気2頭の完成度が上回っていて、エイムアンドエンドは人気2頭に次ぐ3着でゴールインとなった。

道悪の巧そうな馬で、次も馬場が悪くなれば勝利が巡ってくるかもしれない。


アイビーステークス、芝1,800m出走は7頭。朝日杯FSあるいはホープフルSのステップレースに位置づけられるであろうレース。

フラットレー01

注目度が高く、雨がしっかりと降っているにも関わらずすごい人だかりだった。

フラットレーは単勝1.8倍の圧倒的1番人気。2番人気はタニノフランケルで、こちらは話題の良血で人気先行の感がある。後は皆10倍以上。フラットレーとしてはここは落とせない一戦。

フラットレー02

雨の日は撮影が難しい。今話題の〇〇ヘタ写真選手権で上位を賑わしそうなブレっぷり。元々そんなに高価なカメラでない上に未熟なカメラ技能と雨が重なってしまったのでご容赦いただきたい。

さて話を戻し、フラットレーの気配は申し分なく、持てる実力を出せば結果は付いてくるだろうと思わせる状態だった。

しかし競馬は実力通りに決まらないもので、昨日から降り続く雨により馬場状態は遂に不良になり、フラットレーはこの馬場にモロにやられた格好となった。

押しても押しても直線で全く伸びない。結局前々で競馬をした2頭によるワンツーフィニッシュ。勝ち馬はエイシンフラッシュ産駒でブービー人気のコスモイグナーツ。

エイムアンドエンドが重馬場で6番人気3着と好走しているし、エイシンフラッシュ産駒の活躍が目立つ1日となった。

 

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クナップフラウとベストヴォヤージュ 強敵Frankel産駒イッツパーフェクトに挑む

クナップフラウ基本情報

募集総額(円) 16,000,000 生年月日 2015/02/16
一口あたり(円) 40,000 体高(cm) 154.5
 ルーラーシップ 胸囲(cm) 171.5
 ディミータ 管囲(cm) 19.8
母父  ダンスインザダーク 馬体重(kg) 423
性別  牝 測尺2016/08/25時点
生産者  追分ファーム
調教師  野中賢二
活躍兄姉  なし
備考

本馬は3番仔。上は2頭とも未勝利で引退。

母ディミータはダンスインザダークとStorm Catを持ち日本競馬でお馴染みの血をズラリと並べた馬。

父ルーラーシップはキングカメハメハとエアグルーヴの間に産まれた仔で、こちらも日本競馬でお馴染みのトニービン、ノーザンテーストといった名前が見られる。

本馬はRaise a Native5×6からのNative Dancer6*8*8*7×7*7*7*7およびNorthern Dancer6*6*5×5*5で全体をまとめている。

ノーザンテースト、Nijinsky、Storm Birdの相性の良さと米系が生かされているのが長所。またNasrullahのスピードを上手く取り込めているのも加点事由。

牝馬にしては重厚な配合で、初戦で芝を使っているがダートに適性があるかもしれない。先行して粘り込むスタイルが合う。


ベストヴォヤージュ基本情報

募集総額(円) 18,000,000 生年月日 2015/01/25
一口あたり(円) 45,000 体高(cm) 154.0
 クロフネ 胸囲(cm) 184.5
 シーズンズベスト 管囲(cm) 19.5
母父  ゼンノロブロイ 馬体重(kg) 449
性別  牝 測尺2016/08/25時点
生産者  ノーザンファーム
調教師  鹿戸雄一
活躍兄姉  なし
備考

本馬はシーズンズベストの2番仔。初仔は1つ上のベストプレディクト(父ハービンジャー)で本日時点で3戦0勝(初戦4着)。

母シーズンズベストは14戦して掲示板を外したのは1回だけという堅実派で最高位は1000万特別の4着。オールドファンには懐かしいザイーテンの血を持つ。

父クロフネは芝ダート問わず活躍した名馬で、産駒はダート馬が多い。

本馬はNorthern Dancer系列ぐるみクロスとHail to ReasonおよびNasrullahで全体をまとめたお馴染みの配合。パッと見た感じではクロフネ産駒によくある形態で、ダートを主戦場とする可能性が高い。

差しよりも底力を生かす先行粘り込みが合う。


レースの感想

新馬戦が始まって2か月しか経っていないのに早くも同部屋対決となりました。しかも両馬ともダートが合いそうなのに芝1,400mに出走という二重の驚きです。

このレースには2017年牝馬クラシック路線を盛り上げたソウルスターリングと同じ父Frankelを持つイッツパーフェクトが出走。単勝1.8倍の圧倒的な支持を集めました。ロードで募集されるかもしれなかったイッツパーフェクトは、ケイアイファームオーナー親族の中村祐子氏が所有する事になり、色々な意味で注目を集める一戦でした。

ゲートが開くとキャロットの2頭が出遅れて最後方を追走。前から大きく離される完全な負けパターンとなってしまいました。最後の直線ではクナップフラウが意地を見せて脚を伸ばし3着に食い込みましたがベストヴォヤージュは勝ち馬から8.4秒離された最下位でした。敗因は芝適性の差であると思います。条件が変われば一変するでしょう。

注目のイッツパーフェクトは最後に大失速して10頭中9着の惨敗。単勝を買った人はがっくり、ロード会員は少し留飲を下げた結果となりました。

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レーツェル 重厚ドイツ血統が2歳夏の福島メイクデビュー勝ち。。

レーツェル基本情報

募集総額(円) 12,000,000 生年月日 2015/02/24
一口あたり(円) 30,000 体高(cm) 157.5
 マンハッタンカフェ 胸囲(cm) 186.0
 ミスティーク二世 管囲(cm) 19.4
母父  Monsun 馬体重(kg) 457
性別  牝 測尺2016/08/25時点
生産者  ノーザンファーム
調教師  伊藤大士
活躍兄姉  ウィットウォーター
備考

本馬はミスティーク2世の2番仔。初仔は1つ上のテミスト(父ハーツクライ)で本日時点で1戦0勝(初戦15着)。

母ミスティーク2世は父Monsunというドイツ系の馬で母の父がSadler’s Wellsという本格派のヨーロッパ血統。

父マンハッタンカフェは現役時代に菊花賞、有馬記念、天皇賞春に優勝。全6勝のうち5勝が2500m以上の距離というスタミナ自慢の馬だった。血統的な特徴として、現在でも珍しいドイツ系の血を持っている事が挙げられる。

AlmahmoudとHail to Reasonを使ってHyperion、Blandford~SwynfordさらにはMagnatのスタミナをまとめている。スピードはAlmahmoud自身のスピードとBold Rulerから。

以上のような父母から生まれた本馬は普通ならば埋もれるドイツ系の血がきっちりと生きたスタミナ優位の血統の馬と考えられる。


レースの感想

そのような血統背景を持つので2歳の夏に勝ちあがるのは難しいと思っていました。

スタートして押し出される格好でハナに立ち、勝負どころでは後続に詰め寄られそうになりましたが、直線半ばで振り切ると後は危なげなくゴール板を通過。見事新馬勝ちを収めました。

晩成血統なので勝ち上がりは3歳夏の北海道シリーズになるかと思っていましたが、まさかの2歳夏の勝ち上がり。出資者は余裕を持って本馬の成長を待つことができるでしょう。

キャロットクラブの募集カタログには、脚が曲がっているので安くしたようなコメントが書かれていて、値付けの正確さに定評のあるノーザンファームがそういうのだからきっとレーツェルもそういう馬なのだろうと想像していました。しかし実際は新馬勝ち。しかもこの先も期待できそうな勝ちっぷりで、クラシックまで夢を抱かせてくれそうな感じです。

脚に不安を抱えていても走る好事例です。こういった馬を見極めて出資できる目を養いたいものですね。キャロットクラブ2017年度の募集はもうすぐです。

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バイオレントブロー 2戦目であっさり勝ち上がり。

バイオレントブロー基本情報

募集総額(円) 20,000,000 生年月日 2015/04/15
一口あたり(円) 50,000 体高(cm) 155.0
 バゴ 胸囲(cm) 174.5
 バイオレントハート 管囲(cm) 20.3
母父  ダンスインザダーク 馬体重(kg) 450
性別  牡 測尺2016/08/25時点
生産者  上水牧場
調教師  佐々木晶三
活躍兄姉  ウィットウォーター
備考

半姉(父ヨハネスブルグ)ウィットウォーターは1000万円特別勝ち含む通算4勝を挙げた牝馬。Nijinsky6×4、Northern Dancer5*7×5*4系列ぐるみクロスを主導にMenowのスピードを加えたスピードタイプの馬でした。ウィットウォーターはNearctic6*8×6*5*5とRaise a Native5×6も前面クロスで存在して牝馬にしては余計なクロスが多くこってりした血統と思いましたが、関西の短距離戦で芝ダート問わず活躍しました。クロスがくどい牝馬でもスピードレースで勝負になるのだと学ばせてもらった馬です。

そしてバイオレントブローは厩舎が高橋康之調教師から佐々木晶三調教師へ変わり、父はヨハネスブルグからバゴに変わりました。

バイオレントブローはHaloとNorthern Dancerクロスがたすき掛けの形になっているのが気になります。またNearcticもクロスしているのでNearcoの影響が強く出るタイプと予想しています。

阪神芝マイル戦で上り34.3秒、メンバー中2番目の末脚を使って勝ち上がっているのでAlmahmoudのスピードもしっかり生きている可能性があります。この時期は完成度が結構モノをいうので経験豊富な佐々木晶三調教師の見事な仕上げで、夏シーズンにもう1つ勝てそうな気がしますがどうでしょうか。

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ミーティアトレイル。美しいフォームで走り上々の4着。

ミーティアトレイル基本情報

 募集総額 26,000,000
 一口あたり 65,000
 父 ネオユニヴァース
 母 ラフィントレイル
 母父 エルコンドルパサー
 性別
 生産者 ノーザンファーム
 調教師 栗東・池添学
 活躍兄姉 ブレイズアトレイル、ジャイアントリープ

ミーティアトレイルはAlmahmoud5×7*6を主導にDonatelloとHyperionのスタミナを加えた配合です。Nearco~Phalarisの血が7~9代目の位置で全体に広がり当馬の血統を支えているのでHaloかNorthern Dancerが前面でクロスする形が良いのですが、当馬は主導と土台の食い違っていて、この辺りが当馬の能力に影響を与えているかもしれません。

芝ダート適正については、Hyperionの主張が強いので芝中距離に適性があると考えられます。その他気になるのはBMSエルコンドルパサーの部分だけ世代が新しくなっていて全体のバランスが崩れているのがどう影響するかですが、この辺りは実際の走りを見てみないと分からないところです。

さて実戦ですが、ミーティアトレイルは実に美しいフォームで駆けていました。折り合いや制御の不安を全く感じさせない素晴らしい道中だったと思います。最後は完成度の差で負けたように思いますが、勝ち馬から0.4秒差なので馬が成長すれば未勝利脱出は大丈夫でしょう。

 

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ヴァイザー新馬勝ち。ノヴェリスト産駒勝ち上がり第1号。

ヴァイザー基本情報

 募集総額 24,000,000
 一口あたり 60,000
 父 ノヴェリスト
 母 ヴァイスハイト
 母父 アドマイヤベガ
 性別
 生産者 ノーザンファーム
 調教師 栗東・高橋亮
 活躍兄姉 なし

今週から2015年生まれのサラブレッドの新馬戦が始まりました。阪神開幕週に組まれた芝1,400m新馬戦をキャロットファームのノヴェリスト産駒ヴァイザーが快勝しました。

レースは前半3ハロン33.7秒というハイペースになり、ヴァイザーは外目の4番手を追走。息を入れづらい厳しい展開ながら最後まで脚を使い、2着タガノスカイハイに半馬身差をつけて優勝しました。

ヴァイザーの母ヴァイスハイトはまだオープン勝ち馬を輩出していませんが、その母ソニンクは2005年ノットアローン、2006年ランフォルセ、2008年ノーザンリバーを生みました。またソニンクの初仔アコースティクスは2009年日本ダービー馬ロジユニヴァースの母です。ヴァイザーはソニンクを起点とする一流のブラックタイプを持っています。

この牝系の血統的特徴はCoup de Folieを持っている事でしょう。Coup de FolieはHaloとNatalmaの両方を持っているのでNorthern Dancer系ととても相性が良いです。またソニンクの牝系を遡ればBlandford系の血が豊富に流れていてスピードを支えるスタミナの補強もしっかりできる所も長所です。

ヴァイザーの父ノヴェリストはドイツ系の特殊な血を主体としていて、クロスの手掛かりとなるのはNijinsky内Northern DancerとMonsunが持つBlandford系の血となります。普通の繁殖牝馬ではNorthern DancerとBlandfordを強調した仔が生まれるので芝のスピードレースで苦しむ懸念がありますが、母ヴァイスハイトはHaloを2つもっているので、ヴァイザーにスピードを伝えることができたのだと思います。

思った以上に早く勝ち上がったのは喜ばしい事ですが、ここからしばらく2歳オープンは6ハロン戦が中心となるので、ヴァイザーに合うレースがありません。次走にどこを選ぶのか興味深いですし、もし6ハロン戦を選んだ場合、そこでどれくらいのスピードを示すのかもまた楽しみです。